悩む人NASにRAID1を組んでるから、もうバックアップは大丈夫だよね?RAID1とバックアップって、結局何が違うの…?専門用語が多すぎて、他のサイトだとイマイチ分かりません。
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- RAID1とバックアップは「守ってくれるもの」が全然違う
- 写真を本当に守るための「3つの置き場所」
ぼくは2027年3月ごろに、UGREEN DXP2800というNASを導入する予定です。つまり僕も、あなたと同じ「これから学ぶ側」の立場。
だからこそ、専門用語を使わず、僕自身が理解できた言葉だけで説明していきます。
実は「RAID1を組んでいるから、バックアップは大丈夫」という誤解、かなり多いんです。
このまま放置してしまうと、大切な子供の写真や動画をすべて失ってしまうかもしれません。
そうならないために、今日ではっきりさせておきましょう。
RAID1とバックアップは「守ってくれるもの」が全然違う


結論から言うと、RAID1とバックアップは「守ってくれるもの」が全然違います。
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| RAID1 | 壊れにくくする仕組み |
| バックアップ | 消えても取り戻せる仕組み |
似ているようで、役割はまったくの別ものです。
ノートに例えると分かりやすい
それぞれをノートに例えてみます。
RAID1の考え方
RAID1は、以下のようなイメージ。


「同じ内容のノートを、2冊同時に書いている」状態。1冊が破れてしまっても、もう1冊が残っているから大丈夫。
これがRAID1の仕組みです。
しかし、その2冊のノートを、同じカバンに入れていた場合、カバンごと盗まれたら、2冊とも一緒になくなります。これが、RAID1だけでは守りきれない理由です。
バックアップの考え方
一方バックアップは、以下のような考え方です。


「そのノートのコピーを、別の場所(実家や、別のカバン)にも置いておくこと」
カバンが盗まれても、実家に置いてあるコピーは無事。これがバックアップの考え方です。
RAID1が防げるもの・防げないもの
| できごと | RAID1で防げる? |
|---|---|
| HDDが1台壊れた | ○ 防げる |
| 誤って写真を削除した | × 防げない |
| NAS本体が壊れた | × 防げない |
| 火災・水没 | × 防げない |
| 盗難 | × 防げない |
| ランサムウェアなどの被害 | × 防げない |
こうして見ると、RAID1が守ってくれる範囲は意外と狭いことが分かります。
「じゃあRAID1って意味ないんじゃ…?」と思うかもしれませんが、HDDの故障は、実際によく起こるトラブルです。そこを防げるだけでも、十分に価値があります。
ただし、それだけで安心してしまうのは危険なので注意してください。
もしそもそも「NASって自分に本当に必要なの?」と迷っている場合は、写真保存にNASは必要か?で判断軸を整理しているので、先にそちらを読んでみてください。
写真を本当に守るための「3つの置き場所」


写真を守るコツは「置き場所を分けること」です。
順番に見ていきましょう。
ステップ①:NASに写真を入れる
まずは、NASに写真や動画を入れます。
このとき、RAID1を組んでおけば、HDD1台が壊れても写真は無事です。
具体的にどんなHDD構成にすればいいか気になる方は、以下の記事をご覧ください。
ステップ②:NASとは別の場所にもう1つコピーを置く
次に、NASとは別の場所にも、もう1つコピーを置きます。
- 外付けHDDに保存しておく
- 実家など別の場所にHDDを置いておく
これだけで、NAS本体が壊れたときの保険になります。
なお、外付けHDDは以下のような商品です。
ステップ③:クラウドにも1つ置いておく
最後に、クラウドにも1つ置いておきます。
クラウドはGoogleフォトやiCloudのことですね。
これは、災害や盗難など「家ごと被害にあう」ケースへの備えです。自宅と離れた場所にデータがある、という状態を作れます。
ぶっちゃけ3つも保管場所をつくる必要はないと思いますが、、、超重要データを保管している方はリスクヘッジをとっておくと安心です。
ちなみにこのような保管方法を「3-2-1バックアップ」と言いまして、詳しくは以下で解説してます。
RAID1とバックアップに関するよくある質問


ここまでの内容について、よくある疑問に答えていきます。
Q. RAID1組んでるのに、それでもバックアップが必要なの?めんどくさい…
それぞれ役割が違います。
- RAID1は「HDD故障」への保険
- バックアップは「それ以外のトラブル」への保険
守ってくれる範囲が違うので、どちらか片方だけでは不十分です。
Q. バックアップって、具体的に何をコピーすればいいの?毎回全部?
毎回全部コピーする必要はありません。増えた分だけ、定期的にコピーすればOKです。
たとえば月に1回、新しく追加された写真だけを別の場所にコピーする。これだけで、十分な備えになります。
Q. クラウドだけじゃダメなの?
クラウド単体には弱点があります。
- 容量に制限がある
- 月額費用がかかり続ける
- サービスそのものが終了してしまうリスクもゼロではない
クラウドとNASをどう使い分けるべきかは、別記事でじっくり比較しているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。
Q. RAID1じゃなくてRAID0じゃダメなの?
写真保存が目的ならRAID1がおすすめです。
RAID0は速度重視の仕組みで、むしろ故障リスクが上がってしまいます。
1台壊れただけで、両方のデータが失われる可能性があるので。
大切な写真を守りたいなら、初心者の方こそRAID1を選んでおくと安心です。
Q. RAID1が組めるNASの選び方は?
ベイ数が2以上のNASを選びましょう。
ベイ数はセットできるHDDの数を表してます。
RAID1は2つのHDDに保存する形式なので、HDDが2以上セットできるNASであれば問題有りません。
間違いを避けたい方は【初心者向け】2ベイNASの選び方|容量・RAID対応まで解説をご覧ください。
まとめ:RAID1はバックアップじゃないです


最後に、記事の内容を3行でまとめます。
- RAID1は「壊れにくくする」だけ
- バックアップは「消えても戻せる」ための備え
- 大切な写真は「NAS+別の1か所」に置くと安心
僕自身、まだNASを導入していない立場ですが、この「置き場所を分ける」という考え方だけは、今のうちからしっかり理解しておきたいと思っています。
2027年3月にUGREEN DXP2800を導入する際も、この記事で整理した考え方をベースに、RAID1とバックアップの両方をきちんと設計するつもりです。
その際は、NASのレビュー記事や具体的な手順の解説記事を執筆しますのでお待ちくださいませ(_ _)
