NAS用HDD 4TBと6TB、どっちが正解?写真データ量で判断

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悩む人

NAS用のHDDを選ぼうとしても、4TBと6TBのどちらにすべきか決めきれません。子どもの写真や動画がこの先も増え続けることを考えると、なおさら判断に迷います。

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

  • NAS用HDDの4TBと6TBは、保存できる年数が違う
  • iPhoneの写真アプリの使用容量を基準にすれば失敗しない
  • 大は小を兼ねるという考え方だけで即決してはいけない理由
  • HDDは後から増やせないというのは、半分正解で半分誤解であること
  • UGREEN DXP2800で組むなら、4TBと6TBどちらが相性がいいか
  • 後悔しないための容量選びチェックリスト

ぼくはNOKORUというサイトで、写真や動画の保存方法をテーマに、NASやNAS用HDDの選び方を実際の価格やスペックを確認しながら発信しています。

今回はUGREEN DXP2800のような2ベイNASを前提に、WD RedシリーズやSeagate IronWolfといった代表的なNAS用HDDの傾向や、RAID1の実容量の仕組みを踏まえてまとめました。

4TBと6TBのどちらが正解かは、実は家庭ごとに違います。

この記事を読めば、自分の家庭ならどちらを選ぶべきか、その場で判断できるようになります。

もくじ

NAS用HDDの4TBと6TB「保存できる年数」が違う

NAS用HDDの4TBと6TB「保存できる年数」が違う

ズバリお伝えすると、NAS用HDDの4TBと6TBの価格差は、だいたい数千円から1万円前後におさまることが多いです。

そしてこの差が、そのまま「あと何年データを溜められるか」の差になってきます。

4TBと6TBの実勢価格差

たとえばNAS用HDDの代表的なシリーズであるWD Red PlusやSeagate IronWolfを見ても、6TBモデルは4TBモデルより数千円〜1万円ほど高い価格で販売されている傾向があります。

ただし価格は時期やショップによって変動が大きいため、ここで具体的な金額を断定することはしません。

  • 2ベイNASでは1本あたりの差額がそのまま2倍になって効いてくる
  • HDDの価格は値上がりが続く時期もある
  • 必ずメーカー公式サイトや販売店で最新価格を確認する

とはいえ、この程度の差額なら最初から6TBにしておいたほうがいいのでは、と思うかもしれません。

たしかに一理あります。ただし、金額だけで決めてしまうと、実際には必要のない容量に払い続けることにもなりかねません。

まずは、価格差そのものは「数千円〜1万円前後」という感覚から大きくは外れていない、という点だけ押さえておいてください。

同じRAID1構成でも、実際に使える容量は「4TB」「6TB」

NASでHDDを2台使う場合、多くの家庭ではRAID1(ミラーリング)を選びます。

RAID1は、2台のHDDに同じデータを同時に書き込む仕組みです。

このとき使える容量は、HDD1台分の容量と同じになります。

つまり4TBのHDDを2台使ってRAID1を組んだ場合、使える容量は4TBのままです。同じように、6TB×2台なら使える容量は6TBです。

  • 4TB×2台のRAID1 → 実際に使えるのは4TB
  • 6TB×2台のRAID1 → 実際に使えるのは6TB
  • 容量が単純に2倍になるわけではない

つまり「4TBを選ぶか、6TBを選ぶか」という判断は、そのまま「自分の家庭で使える保存容量を4TBにするか、6TBにするか」という判断と同じ意味になります。

ここを勘違いしたまま購入すると、思っていたより早く容量がいっぱいになってしまうので注意してください。

iPhoneの写真アプリの容量で選べば失敗しない

iPhoneの写真アプリの容量で選べば失敗しない

答えを先に言うと、いま自分のiPhoneが写真と動画にどれくらいの容量を使っているかを確認することが、最短の判断材料になります。

難しい計算をしなくても、今の使用量を基準に考えれば、大きく外すことはありません。

iPhoneの「設定→写真」で今の使用量を確認する方法

iPhoneでは、設定アプリから写真と動画にどれくらいの容量を使っているかを確認できます。

手順はシンプルです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 自分の名前(Apple IDのアカウント名)をタップする
  3. 「iCloud」→「ストレージを管理」または「アカウントのストレージ」を開く
  4. 「写真」の項目に表示されている使用容量を確認する

この数字が、今のあなたの家庭が「写真・動画にどれくらいのペースでデータを使っているか」の出発点になります。

家族で写真を共有している場合は、パートナーや家族のiPhoneでも同じように確認しておくと、家庭全体の使用量に近づけられます。

目安表「現在の使用量別・4TBと6TBでもつ年数」

ここで大切なのは、正確な年数を当てにいくことではなく、自分の家庭に置き換えて概算できる考え方を持つことです。

考え方はシンプルで、次の式で見当をつけられます。

  • 今の使用容量 ÷ これまでスマホを使ってきた年数 = 年間の増加ペース(目安)
  • HDDの容量 ÷ 年間の増加ペース = そのHDDでもつ年数の目安

たとえば「今の写真アプリの使用量が3年でここまで増えた」という数字がわかれば、1年あたりどれくらい増えているかが見えてきます。

そこに4TBや6TBを当てはめれば、「うちなら4TBで何年、6TBで何年」というおおよその感覚がつかめます。

  • 増加ペースが緩やかな家庭ほど、4TBでも十分に長くもつ
  • 4K動画を日常的に撮影する家庭ほど、6TB側が有利になりやすい
  • 家族の人数やこれから子どもが生まれる予定があるかどうかも増加ペースに影響する

正確な数字は家庭ごとに異なるため、この記事で断定的な年数を示すことはしません。

自分のiPhoneの数字を当てはめて計算してみることが、いちばん確実な判断材料になります。

なぜ「大は小を兼ねる」だけでは決められないのか

なぜ「大は小を兼ねる」だけでは決められないのか

大は小を兼ねるという考え方自体は間違っていません。

ただし、それだけで即決してよい場面と、そうでない場面があります。

6TBを選んでも「使い切れずに終わる」わけではない理由

写真や動画のデータは、基本的に減ることがありません。

一度撮影した子どもの写真を積極的に削除する家庭は多くないはずです。むしろ年々増えていくのが自然な流れです。

そのため、6TBを選んで「使い切れずに無駄になる」という心配は、実はそれほど大きな問題にはなりません。データは待っていれば、いずれ容量を埋めていくからです。

それでも4TBで十分な家庭の条件

とはいえ、すべての家庭に6TBが必要というわけではありません。

次のような家庭であれば、4TBでも十分に長く使えます。

  • 写真中心で、4K動画をあまり撮影しない
  • 子どもがすでに大きく、これから写真・動画が急激に増えるフェーズではない
  • 定期的に写真アプリを整理し、重複や不要なデータを減らす習慣がある

このような家庭では、6TBを選んでも「余裕はあるが使い切らない」状態が長く続くことになります。無理に大容量を選ぶ必要はありません。

自分の家庭がどちらのタイプに近いかを、先ほど確認したiPhoneの使用量と照らし合わせて考えてみてください。

「HDDは後から増やせない」は半分正解、半分誤解

「HDDは後から増やせない」は半分正解、半分誤解

先に言ってしまうと、HDDは気軽に増設できるわけではありませんが、後から容量を増やす手段はきちんと存在します。

一発勝負だと思い込んでいる部分こそ、いちばん誤解が生まれやすいポイントです。

2ベイNASでの容量アップグレードの現実的な選択肢

UGREEN DXP2800のような2ベイNASでRAID1を組んでいる場合、後から容量を増やす方法として、HDDをより大きな容量のものに交換する方法があります。

RAID1構成のHDDを1台ずつ大容量のものに交換し、その都度データを再構築(リビルド)していくことで、最終的に2台とも新しい容量のHDDに置き換えることができます。

この方法を使えば、最初に選んだ容量がそのまま一生の上限になるわけではないことがわかります。

今は4TBで様子を見て、足りなくなったら6TB×2に載せ替える

つまり、最初から大容量を選ばず、まずは4TBで運用を始めるという選択も、十分に合理的な戦略になります。

  • 今は4TBで運用し、増加ペースを実際に確認する
  • 容量が厳しくなってきたタイミングで、6TB×2へ載せ替える
  • 使わない容量に先に払うより、必要になってから投資する

もちろん、載せ替えには追加のHDD購入費用がかかりますし、リビルドには時間もかかります。

それでも「一度決めたら一生この容量で戦い続けなければならない」というプレッシャーからは解放されます。

保守的に4TBを選んだとしても、後から詰んでしまうわけではないとわかれば、判断はぐっと楽になるはずです。

UGREEN DXP2800で組むなら、4TBと6TBはどちらが相性がいいか

UGREEN DXP2800で組むなら、4TBと6TBはどちらが相性がいいか

UGREEN DXP2800は2ベイモデルのため、対応するRAID構成はRAID0かRAID1に限られます。

家庭で写真や動画を守る用途であれば、RAID1を選ぶのが基本になります。

2ベイ・RAID1構成での実容量の考え方

DXP2800はIntel N100、8GB DDR5メモリ、2.5GbE対応という構成の2ベイNASで、SATA HDDを2台搭載してRAID1を組むのが一般的な使い方です。

前提としてもう一度整理すると、4TBのHDDを2台入れてRAID1を組んだ場合の実容量は4TB、6TBのHDDを2台入れた場合の実容量は6TBです。

DXP2800自体は大容量HDD×2とM.2 SSD×2を組み合わせることで最大80TB相当まで対応するスペックを持っていますが、実際にそのまま使えるわけではなく、RAID構成によって使える容量が決まる点は変わりません。

なお製品の仕様や価格は変動することがあるため、購入前には必ず最新情報を確認してください。

「まず4TBで始める」「最初から6TBにしておく」それぞれのおすすめタイプ

ここまでの内容を踏まえると、次のように整理できます。

  • 4TBで始めるのが向いているタイプ:写真中心で4K動画は控えめ、子どもがある程度大きい、まずは低コストでNASを試してみたい
  • 6TBにしておくのが向いているタイプ:4K動画を日常的に撮る、これから子どもが生まれる予定がある、数年ごとのHDD入れ替えを避けたい

どちらのタイプに近いかは、先に確認したiPhoneの写真使用量と、家庭の今後の見通しから判断してください。

なお、HDD選びの段階で「CMRとSMRの違いがよくわからない」という不安が残っている場合は、購入前に必ず確認しておくことをおすすめします。

書き込み方式によっては、パフォーマンスやリビルド時の安定性に影響が出ることがあるためです。

選んだ後に後悔しないための、容量選びチェックリスト

選んだ後に後悔しないための、容量選びチェックリスト

最後に、購入直前に確認しておきたいポイントを整理します。

購入前に、次の3点だけは確認しておいてください。

  • 今のiPhoneの写真・動画使用量を「設定→写真」で確認したか
  • その使用量が、この数年でどれくらいのペースで増えてきたかを把握しているか
  • 2〜3年後、子どもの成長や家族構成の変化によって撮影量が増える見込みがあるか

この3つを確認したうえで4TBと6TBのどちらかを選べば、「なんとなく大きいほう」で決めるよりも、はるかに納得感のある選択になります。

そして、もし後から容量が足りなくなったとしても、HDDの交換によって容量を増やす道が残されています。

今回の選択がすべてを決めてしまうわけではないという前提で、気負わずに選んでみてください。

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