悩む人iPhoneの「クラウド(iCloud)」と「NAS」は、そもそも何がどう違うのか?iCloudだけ使い続けるのと、NASを導入するのとでは、何が変わるのか?分かりやすく教えてください。
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- 「クラウド」と「NAS」の違いとは?
- クラウドとNASを5つの視点で比較
- NASの利用は安全か?
- クラウドとNAS、どちらを選べばいいのか?
- NASを使ってみたいと思ったら、次に知っておきたいこと
この記事は、写真や動画の保存方法を、日々調べているNOKORU筆者が書いています。
実際にNASの導入を検討しながら、初心者目線でわかりやすくまとめました。
子どもの写真や動画が増えるたびに、iPhoneの容量が心配になりますよね。
そのたびに、iCloud+に加入して、その場をしのいでいる人も多いはずです。
この記事では、iPhoneの写真保存における「クラウド」と「NAS」(自宅に置ける自分専用のハードディスクのような機械のこと)の違いを、専門用語なしでやさしく解説します。
読み終えるころには、自分の家庭にはどちらが合っているのか、自分の言葉で説明できるようになっているはずです。
そもそも「クラウド」と「NAS」の違いとは


ズバリ、預ける場所が「他人の場所」か「自分の場所」かの違いです。
- クラウドは、AppleやGoogleが管理する場所に
- NASは、自分の家に置く「自分専用のハードディスク」
たとえば、iCloudは「レンタル倉庫」のようなものです。
倉庫の管理は他人がしてくれますが、その分、月々の利用料がかかります。
対してNASは「自宅の物置」に近い存在です。
一度用意すれば、あとは自分で管理していく形になります。
さらに分かりやすく解説します。
クラウドは「借りている場所」、NASは「自分の家に置く機械」
iCloudやGoogleフォトは、写真データを他社のサーバーに預ける仕組みです。
つまり、データの置き場所は「借りもの」ということです。
一方でNASは、自分の家の中に置く小さな機械です。
見た目は、小型のパソコンのような箱型の機械です。
その中にハードディスクを入れて、写真や動画を保存していきます。
クラウドのように、月々の利用料を払い続ける必要はありません。
「NAS=会社で使う難しい機械」というイメージは誤解です
NASと聞くと、会社で使う難しい機械をイメージする人が多いです。
でも、それは誤解です。
最近の家庭用NASは、初心者でも扱えるように作られています。
たとえば、スマホアプリと連携して、写真を自動で取り込める製品もあります。
パソコンに詳しくなくても、設定できる仕組みが整ってきています。
NASが難しく見える理由は、機械そのものが難しいからではありません。
専門用語ばかりで説明されることが多いから、難しく感じてしまうだけです。
クラウドとNAS、何がどう違うのか5つの視点で比較します


結論として、クラウドとNASは、それぞれ得意な役割が違います。
どちらが優れている、という単純な話ではありません。
ここでは、判断に役立つ5つの視点で比較していきます。
- 料金のかかり方
- 容量が足りなくなったときの対応
- データの管理者
- 解約したときのリスク
- 使い勝手やアクセスのしやすさ
これらを知っておくことで、自分の家庭に合った選び方が見えてきます。
とはいえ、結局どっちがお得なのか気になる人も多いはずです。
一つずつ、順番に見ていきましょう。
月額料金がかかり続けるか、一度の購入で済むか
ここが、一番大きな違いといえます。
iCloudやGoogleフォトは、使い続ける限り、料金を払い続ける仕組みです。
写真が増えれば、より上のプランに変更する必要も出てきます。
一方でNASは、本体とハードディスクを購入すれば、そのあとの月額費用は基本的にかかりません。
もちろん最初にまとまった費用は必要です。
でも、長い目で見ると、支払い方の考え方が大きく変わってきます。
容量がいっぱいになったとき、どうするか
クラウドの場合は、契約プランを上げることで容量を増やします。
つまり、容量を増やすたびに、月々の料金も上がっていく仕組みです。
一方でNASは、中に入っているハードディスクを交換したり、追加したりすることで容量を増やせます。
必要なタイミングで、必要な分だけ増やせるという特徴があります。
写真や動画は、どこに、誰の管理下に置かれるか
クラウドの場合、写真データは契約している会社のサーバーで管理されます。
つまり、大切な思い出のデータを、他社の仕組みに預けている状態です。
一方でNASは、自宅の中で保管され、管理も自分自身で行います。
「誰が管理しているのかわからない」という不安が少ないのが特徴です。
もし契約を忘れて解約したら、写真は消えるのか
これは、多くの人が漠然と抱えている不安ではないでしょうか。
クラウドは、契約が前提のサービスです。
支払いが止まったり、解約してしまったりすると、データにアクセスできなくなる可能性があります。
つまり、クラウドは「借りている」ものだと忘れてはいけません。
一方でNASは、購入した自分の機械です。
月額契約という考え方自体が、そもそも存在しません。
この違いは、思っている以上に大きなポイントです。
写真の転送速度や、外出先からの見やすさ
クラウドは、インターネットにつながっていれば、外出先からでも写真を見られます。
友人に写真を見せたいときなど、手軽さの面で優れています。
一方でNASは、自宅のWi-Fiにつながっていれば、大容量の写真や動画もスムーズにやり取りできます。
外出先から見る場合は、少し設定の工夫が必要になることもあります。
NASを使えば、それだけで写真は完全に安全になりますか


答えは、いいえです。
NASを使ったからといって、写真の保存が安全になるわけではありません。
NASも機械である以上、いつか故障する可能性はゼロではないからです。
- NAS本体が壊れてしまうケース
- 誤って大切な写真を削除してしまう可能性
- 火災や水害など
つまり、NASに入れたから絶対安心とは限らないのです。
大切なのは、一つの場所だけに頼らず、複数の場所に分けて残しておく考え方です。
とはいえ、それならNASを使う意味がないのでは、と感じるかもしれません。
そうではありません。
NASは、あくまで「安心を高めるための一つの手段」として捉えることが大切です。
結局、クラウドとNAS、どちらを選べばいいの?


答えは、一つに絞らないことです。
とはいえ、それぞれの状況によって、優先すべき選択肢は変わってきます。
ここでは、状況別に整理していきます。
こんな人はクラウドのままで十分です
以下に当てはまる人は、今のクラウド運用のままで十分といえます。
- 写真の枚数が、まだそれほど多くない人
- 月額料金よりも、手軽さを優先したい人
無理に環境を変える必要はありません。
こんな人はNASを検討する価値があります
一方で、以下に当てはまる人は、NASを検討する価値があります。
- 子どもの写真や動画が、年々増え続けている人
- 月額料金を、いつまでも払い続けることに疑問を感じている人
- 家族みんなで、写真を共有したい人
これらに当てはまる人は、一度NASの導入を検討してみる価値があります。
一番安心なのは、クラウドとNASを両方使うことです
もっとも本質的な答えは、これです。
クラウドとNASは、どちらか一方を選ぶものではありません。
両方を組み合わせて使うことで、片方に何かあっても、もう片方が残ります。
大切なデータを守るための、基本的な考え方です。
とはいえ、両方を使うなんて大変そう、と感じる人もいるはずです。
でも実際は、一度仕組みを作ってしまえば、日々の手間はほとんど増えません。
自分の家庭にNASがそもそも必要かどうかは、以下の記事で判断できます。
NASを使ってみたいと思ったら、次に知っておきたいこと


ここまで読んで、NASに興味を持った人もいるはずです。
とはいえ、いきなり製品を選ぶのは、まだ早いかもしれません。
NASには、初心者向けの選び方の基準があります。
まずは、自分の家庭にNASが本当に必要かどうかを考えることが、失敗しない第一歩です。
そのうえで、NASとは何か、初心者でも本当に使えるのかを、もう少し詳しく知っておくと安心です。
